第四弾はアジア最大級の格闘技団体ONE Championshipで活躍中のアスリート、中原由貴選手によるレクチャー。
中原選手が2019年ONEデビュー戦エミリオ・“ザ・ハニーバジャー”・ウルティア(アメリカ)との対戦で放った「ハイキック」をスムーズに当てるまでにフォーカスをして分かりやすく解説していきます。
左のストレートを中心に組み立てようと思ったが、相手が左のストレートを警戒していてほぼ当たらずという状況。
1. ストレートは全て、左がくる、という前提で頭を振って避け続ける。
2.ワンツースリーのリズムでコンビネーションからキックを打っても、後ろにスウェーして避けられてしまいます。
3. 2.5くらいのリズムで当てたいので、スーパーマンパンチを打ちます。相手に蹴りがあることを気付かせない。
4.スーパーマンパンチの後すぐにハイキック。これで2.5のリズムでハイキックを当てることができます。
中原由貴は柔道を高校で始めたが、青木真也の本を読んだことですぐさまブラジリアン柔術と総合格闘技の虜になった。青木のようなプロの総合格闘家になろうと、10代で東京に移り、「修斗」のレジェンドである桜井”マッハ”速人の下でトレーニングを始めた。
2012年、ケージデビューし、グラップリングのスキルを生かして、日本で勝ち星を重ねる。日本の格闘技団体「GLADIATOR」でフェザー級タイトルを獲得し、パンクラスへ。元修斗世界チャンピオンの田村彰敏ら強敵を下し、7連勝の波に乗った。
2019年2月「ONE: CLASH OF LEGENDS」でONEチャンピオンシップにデビュー。